花山天文台第3代台長、宮本正太郎博士による火星の観測スケッチ。20年にも及ぶ眼視観測によって得られた火星の表面は、鉛筆の濃淡によって3000カットのスケッチに固定されている。宮本博士は、長年の観測によって、火星表面の地形を正確に把握するだけでなく、火星に大気の大循環があることを発見し、新しい学術分野である火星気象学を開拓した。
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